カイゼンの絆改善活動で生まれたメンバーの絆

002

一歩踏み出して
「いつもの仕事」を変えてみよう

 左:神谷 秀人さん
中央:山城 拓人さん
 右:田中 拓也さん

先輩から後輩へ。伝えていく改善活動の土壌

  • 田中神谷さんは以前、山城さんと僕が今いる部署で働いていたそうですね。
  • 神谷もう10年も前のことだけどね。ちょうどそのころ作業所で改善活動が本格的に始まって。通常の業務にプラスアルファで改善の内容を考えなきゃいけなくて、始めは面倒だなあと思ったんだけど。やっているうちにすごく楽しくなって、かなり力を入れていたな。活動を通じて学んだ設備の知識や業務改善の手法は、管理者としての土台になっていると思う。
  • 山城私もそのころ別のQCサークルで、積極的に改善活動に取り組んでいました。お互い同じサークルにこそなりませんでしたが、作業所代表として社内の九州大会、全国大会にも出場しましたね。全国規模で活動内容を競い合うのは、非常に刺激になりました。今の私たちのサークルでは、神谷さんのときに作られた姿勢や情熱が代々受け継がれていて、改善活動が業務の一部として定着しています。今回も私はほとんど口を出さず、田中くんをはじめメンバーの主体性に任せています。
  • 神谷それは嬉しいですね。私は今、これまであまり改善活動が行われてこなかったサークルにいます。でもみんな方法がわからないだけで、内には向上心を秘めている。今こそ改善活動の土壌を築くとき、と思って頑張っているところです。

改善活動で個人の成長も実感

  • 神谷改善活動の経験がない人は、通常の業務に加えての活動を負担に思ってしまう。私自身も最初は億劫に思っていた方だからよくわかるんです。でもそれを乗り越えれば、自分の仕事がスムーズになるんですよね。
  • 田中それは今回、僕も実感しました。担当する生産設備でトラブルがしばしば発生し、その度に作業が中断して、タイムロスになっていました。運用ルールを根本から見直し、ムダな作業を見つけて取り除き、ミスを誘発しやすかった作業のチェック方法を見直した。格段に効率化されただけでなく、工程の全体像を客観的に見ることで勉強になりました。このとき、サークルの書記として議事録をまとめ、プレゼンターとして大人数の前で成果発表したことも、改善活動でなければ得られない体験でした。
  • 山城田中くんの発表、分かりやすかったし、熱意が伝わってきてすごく良かったよ。
  • 田中ありがとうございます。当日は緊張のあまり、途中で台本のどこを読んでいるのかわからなくなるというハプニングもあったのですが……(笑)。潔く台本を読み上げるをやめて、ぶっつけ本番で話したら、そのほうが気持ちを込めて話せました。ちゃんと自分の頭の中に、大事なポイントが蓄積されていたんだと思います。

仲間とともに高め合う

  • 田中仲間との関係が深まったことも、嬉しかったですね。今の現場は一工程一人。交代するときに少し話す程度ですし、クリーンスーツなので顔はほとんど見えません。QCサークルで集まったときに初めて、ちゃんとメンバーの顔を見て話をしました。同じことを課題と思っている人がいて、嬉しかったですね。人柄も知るきっかけになり、仕事がもっと楽しくなりました。
  • 神谷やりづらいところ、ミスが起こりやすいところに気づいていても、変えられないと思い込んでしまっている人もいる。でも声に出して仲間と共有することで、思いもよらない解決策が見つかる。一人ではなくサークルとして仲間と一緒に活動することの醍醐味だと思う。わからないことや気になったことがあったら、メンバーや管理者にどんどん相談してほしいな。
  • 山城人の意見を聞くことで新たな発見があるのは、管理者になった今も同じです。経験が短いからこそ見えること、長いからこそ見えること、両方ある。経験にかかわらず、一度参加してほしいですね。一歩を踏み出すか踏み出さないかで、見える世界が全く違ってくる。
  • 田中どうせ仕事をするなら、楽しいほうがいいと思っています。「やらなければならない」と思うか「やりたい」と思うかは、自分自身でコントロールできること。僕にとって改善活動は、仕事を楽しむ絶好の場。これからも積極的に取り組んでいきたいです。



トップへ戻る